終活で人生をより豊かに。

第1回YAMAGATA墓地景観デザインコンクール

第1回YAMAGATA墓地景観デザインコンクール
お墓情報 山形県
2018/10/29

 

#山形 #墓地 #景観 #デザイン #コンクール

 

 

去る平成30年10月28日(日)に

「第1回YAMAGATA墓地景観デザインコンクール」の表彰式が

山形県東村山郡山辺町の「作谷沢ふれあい自然館」にて行われた。

(結果は記事の一番下)

 

 

これは、山形県内の石工業者 15 社などで組織する、

「墓地景観創造研究会」が主催したコンクールだ。

 

 

中身としては、

山形県内で優れた景観の墓地(霊園)やお墓を募集し審査した。

周囲の景観と調和した一基のの石塔・墓地(境内)の優れた事例を選定し、その実現に貢献した関係者を顕彰することにより、本県における墓地に対する伝統文化や精進文化を将来に継承していくことを目指すものとのこと。

 

 

お墓の景観や文化を取り扱うコンテストは全国でも珍しい。

 

 

 

 

 

「地域発!いいもの」として選定された取組み!

「地域発!いいもの」として選定された取組み!

この取り組みは、

厚生労働省が中央職業能力開発協会に委託実施している事業で、

 

地域で 行われている

「産業振興」

「技能者育成(人材育成)」

などに役立つ特色ある取組を「地域発!いいもの」として選定している。

 

 

国民へ周知することで、地域における技能振興や 技能尊重の気運を高め、地域の活性化を図ることを目的として実施されているものとのこと。

 

 

平成29年度の下半期は、

有識者からなる「地域発!いいもの」選定委員会が、独創性、地域特性の活用、他者による応用性などの観点から審査を行い、6つの取組が選定された。

(別添の厚生労働省ホームページhttp://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000196351.html

 

 

その中の1つが、

今回の「第1回YAMAGATA墓地景観デザインコンクール」を主催した

「墓地景観創造研究会 」(〒990-0351 山形県東村山郡山辺町大字簗澤 3083-3)だ。

 

 

 

墓地景観創造研究会とは?

墓地景観創造研究会とは?

墓地景観創造研究会とはどんな団体なのだろう?

 

 

 「古来の風習や精神文化を具現化した「石造物」や石垣・石畳・石段などの石の構 造物の製作施工技能の伝承と創造」に取組む同団体は、石造物の古くからの文化との 結びつきや、周囲の環境との調和を考慮した地域に根差した活動を実施している。

 

「単なる石のもの づくり」にとどまらず、「石工」の仕事の素晴らしさをPRしているのだ。

 

石材施工や修復の機会が減少している中、

修繕が滞っている古い寺社の石段・石垣 などの施工や修復を、石材施工関係者に呼びかけ研修会なども開催し、「石積み」など 石材施工の技能の伝承・向上を図っているとのこと。

 

また、輸入石材が多い中、「蔵王石」「最上石」などを使ったデザイン性のあるオリジナル墓石を展示会や美術展などに出展している。

 

地元石材の高付加価値化や、古くから県内 に特に多く建立され、「草木塔」なども小中学校へ寄贈する活動などを続けているとのこと。

 

 

 

 

 

墓地景観デザインコンクール受賞者

墓地景観デザインコンクール受賞者

第1回YAMAGATA墓地景観デザインコンクールの結果はこうだ。

 

最優秀賞 :山形市「峯田石材」峯田喜久氏

 優秀賞 :山形市村木沢「安慶山 等榮寺 境内墓地」等榮寺住職

 優秀賞 :山形市「長泉寺 戸上霊園第2墓地(施工:株式会社ナイガイ)」(株)ナイガイ 米本泰氏

 奨励賞 :山形市新開「大江石材店」大江政宏氏

 奨励賞 :山形市成沢「盒鏡从狹后惧盒狭┨垰

 奨励賞 :山形市上桜田「船越旭弘石材店」船越文弘氏

 奨励賞 :山形市飯塚「吉田石材店」吉田氏

 

となった。

いずれも優れた墓地景観で僅差の結果だったようだ。

 

 

 

その中で、優秀賞を受賞した「長泉寺 戸上霊園第2墓地」の内容をピックアップしよう。

 

推薦墓地:山形市「長泉寺 戸上霊園第2墓地(施工:株式会社ナイガイ)」

 

日本では古い時代から、自分たちの生活を支える自然を、かけがえのないものとして、大切に思い敬ってきた。

山岳信仰はその自然崇拝のひとつで、山を崇める精神文化だ。よく知られたものに、山形の月山・羽黒山・湯殿山の、出羽三山信仰がある。

東北地方に伝わる信仰では、〈里に住む人の魂は、死後山へと上り、子孫を見守る〉とされてきた。

そこでいわれる〈山〉とは、人里に近い山のこと。

里から離れた奥深い山々である「深山(ミヤマ)」に対して、「端山(ハヤマ)」と呼ばれてきた場所なのだ。

「葉山」や「羽山」など、漢字は異なっても同じ読みの山が日本各地にあるのは、この信仰の名残りだ。

身近な山をかけがえのないものとして崇拝する。

山形では、そんな日本人古来の心のありようが見てとれる風景に出会える。

そのひとつが、富神山(トガミヤマ)である。

まるでピラミッドのような綺麗な三角形の山で、遠くからでもひと目でわかるかたちだ。

その麓にある「戸上霊園第2墓地」は山岳信仰の「死後山へと上り、子孫を見守る」をコンセプトとし、お墓の向きを山形市内を一望できる全部東向きになっており、伝統的な地元信仰を大切にしている。

また、拝む時は西に向かって拝むこととなり、仏教における聖域、理想の世界「西方極楽浄土」の教えにも繋がるという。(real local「縄文からつづく、山を思う暮らし いつでも特別な存在 富神山」から一部転載)

この形が山岳信仰や仏教も踏まえた、優れた墓地景観であり、優秀賞の受賞となった。

 

 

 

お墓とはまさに日本の文化と歴史そのものなのではないだろうか?

近年、合祀墓や永代供養墓、樹木葬などが増えて来ており、墓離れが顕著だ。

このような取り組みは日本の伝統文化を守り、昔ながらの供養スタイルの見直しにも繋がるのではないだろうか。

これで墓離れに少しでもブレーキが掛かればと思う。

 

 

 

 

 

 

m.Handa

趣味は温泉めぐり。 北日本各地で店舗運営の経験を持つ。
このサイトの制作プロデュースを行う。

地域のマルシェなどイベントも手掛けている。