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散骨は合法なのか?

散骨は合法なのか?
お墓情報 全国
2020/09/25

現在、葬送の形態は大きく変化し「散骨」が一般化しつつあります。

 

散骨とは墓地などに「埋葬」「埋蔵」するのではなく、お骨を「撒く」葬送のやり方です。

 

「撒く」とはどこに撒くのでしょうか?

一般的なのは「海洋葬(散骨)」です。クルーザーなどの船で出航し、自治体などで決められた海域にて散骨するのが一般的です。

 

最近の流行りでは「バルーン葬(空中散骨)」もある。

大きなバルーンの中に粉末状にした遺骨を入れ空に放ちます。そのバルーンが成層圏に届くと自然に破裂し、そのお骨は気流に乗り全世界に散骨されるといいます。

 

この他にも「山林」や「河川」、果てには「宇宙葬」などがあります。

今、この多様化した「散骨」が違法の可能性があり、問題となりかねない!というのです。

 

その「散骨」とは本当に違法となるのだろうか?

結論から言えば「どちらとも言えない」となります。

海への散骨などは、すでに一般化し許可さえ取って行えば違法にはなりません。

 

ですが、埋葬に関する法律である「墓埋法」には規定が無いことが問題なのです。

 

 

かつては散骨が違法になると考えられた時代がありました。

それは、「墓埋法」の中に「埋葬又は焼骨の埋蔵は墓地以外の区域に、これを行ってはならない」とあるからです。

また、「刑法」にも「遺骨遺棄罪」とあり、これに抵触する可能性もあるのです。

 

 

だが、散骨を行こなう人が増え始めた1991年、当時の厚生省と法務省が見解を示しました。

厚生省は「墓埋法は散骨を想定しておらず、散骨を禁じた規定では無い」

法務省は「葬送を目的とし節度を持って行う限り、遺骨遺棄罪には当たらない」

と、これまでは、はっきりしなかった方向性を示したのです。

 

ですが、「散骨は合法だ!」とも言い切れないところもあります。

 

法務省の「節度を持って」は基本的に何を意味するのか、また厚生省の「墓埋法の対象となってない」と述べたにすぎない。

 

ようは「どちらでも無い」のです。

 

こうした中、散骨をどのように規制するかという問題は地方自治体の条例に委ねられているのが現状です。

散骨業者で組織する協会でもガイドラインを策定するなど、独自のルールで「節度」を保つ努力はしているようです。

 

「節度をもって」の解釈が、その時の大臣や部課長、担当者や、判例によって変わるのが法律です。

いつ変わるかも解らないのも覚悟し、よく考えて、後悔なくすべきでしょう。

 

散骨を考えている方はこれらも踏まえ、業者選びや散骨方法などを検討してみてはどうでしょうか。

 

 

m.Handa

趣味は温泉めぐり。 北日本各地で店舗運営の経験を持つ。
このサイトの制作ディレクターでもある。

地域のマルシェ、イベントなどの企画や運営も行う。