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戒名・法名のことを教えて下さい

戒名・法名のことを教えて下さい
供養 全国
2020/02/25

戒名とは

位牌の表面に記される戒名は、仏の弟子になったことをあらわす名前です。
本来は出家して仏門に入り、守らなければならない戒律を受け入れた弟子に与えられる名前です。
現在では、故人をたたえ、仏弟子として浄土に往生するために、菩提寺の住職から故人に戒名を授けてもらいます。菩提寺のない人は葬儀を取り仕切る僧侶に授けてもらいます。
戒名はもともと二文字で構成されていました。それに院号、道号、位号などが加わり長くなり、一般には全体を戒名と称しています。
浄土真宗では法名、日蓮宗では法号ともいいます。
また戒名に対して、俗世間での名前を俗名といいます。

 

法名・法号

浄土真宗では戒名と呼ばずに法名といいます。
他の宗派では授戒の作法で授かるので戒名といいますが、浄土真宗では戒を受けることがないので、仏弟子として法名と呼ぶことになっています。
日蓮宗では戒名と呼んでも差し支えありませんが、授戒をあまり行なっていないので、法号と呼ぶこともあります。

 

戒名の中身の意味は?

戒名の中身の意味は?

院号・院殿号

院号は生前にお寺を建立するほど寺院に尽くすとか、社会的に高度の貢献をした人につけられます。戒名の一番上に置くものです。

 

道号

道号は二文字の戒名の上につけられるもう一つの名前で、号とか字(あざな)にあたるものです。
道号は本来、かつて中国で用いられた尊称で、仏道を修得した特別な人に対する呼び名です。道号は中国に生まれ、日本に伝わってから二文字の戒名の上につけられるようになりました。

 

戒名

戒名は仏の弟子になった事をあらわす名前で、二文字で表されます。
本来の戒名はどんな身分の人でも二文字で、仏の世界では平等であることが表現されています。

 

位号

位号は戒名の下につけられる尊称です。
仏教徒としての位をあらわし、性別や年齢、地位により異なります。
位の高い順に、大居士・清大姉、居士・大姉、禅定門・禅定尼、清信士・清信女、信士・信女です。
子どもは、童子・童女、孩子・孩女、嬰子・嬰女です。

 

 

冠字・上文字・置字・梵字

白木の位牌に書かれた文字には本来の戒名の他に、冠字や上文字、置字、梵字などが書かれている場合があります。
宗派によって異なりますが、冠字は戒名の上にある「空」「妙法」「法名」などです。
上文字は「新円寂」「新帰元」「遷化」などで、どちらも戒名を構成する文字ではありません。
置字は戒名の下にある「霊位」「位」などで、これも戒名ではありません。
梵字はそれぞれの宗派の本尊をあらわしています。
本位牌を作るときは、冠字や上文字、置字、梵字などは省いて戒名だけを位牌に記入します。
ただし真言宗だけは、戒名の上にある「ア字の梵字」と下の「位」を記入して大日如来の仏弟子となったことをあらわします。

戒名ってどんな構成?

大人の戒名

男性の場合は、□□△△信士、□□△△居士、○○院□□△△居士、○○院殿□□△△大居士。女性の場合は、□□△△信女、□□△△大姉、○○院□□△△大姉、○○院殿□□△△清大姉などとつけられます。
○○が院号、□□が道号、△△が本来の戒名です。

大人の戒名〜院号・道号・戒名・位号

 

子どもの戒名

1歳までの子には、△△嬰子(嬰女)、2〜4歳までの子には、△△孩子(孩女)、15歳くらいまでの子には、△△童子(童女)などとつけられます。

なぜ戒名をつけるの?

現在では亡くなってから戒名が授けられるというのが一般的ですが、本来は生きている間に戒を受け、仏弟子としての生活を送ることが理想です。実際に大半の寺院では、生前に戒名を授けること(生前戒名)を行っています。
仏式の葬儀では当然のことながら僧侶が式を取り仕切り、引導が死者に対して渡されます。「引導を渡す」といえば「縁切り」の代名詞のように使われていますが、俗世間から浄土へと引き導くことが引導の本来の意味です。
僧侶は亡くなった人を、葬儀を通じて仏の世界、すなわち悟りの世界の彼岸へと送り出します。仏の世界に往くのに俗名のままでは行けないということで、死者に戒を授け戒名を付けることで極楽浄土へと送り出すわけです。

※(株)滝田商店様 運営ページより転載

m.Handa

趣味は温泉めぐり。 北日本各地で店舗運営の経験を持つ。
このサイトの制作ディレクターでもある。

地域のマルシェやイベント企画など、多くに関わる。