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注目を集める公営「合葬墓」ってなに?

2018/06/27

お墓情報全国

注目を集める公営「合葬墓」ってなに?

↑秋田県秋田市の市営墓地・平和公園内にある合葬墓

 

 

温泉と温泉宿の朝食バイキングが大好き。最近はパワースポット巡りに加え、革靴磨きにハマりそうな、終活ライターの半田です。

 

#合葬墓 #お墓 #墓じまい #寺離れ #供養

 

 

 

いま全国各地にて「合葬墓」を整備する自治体が増えて来ているのはご存知だろうか。

その募集が開始されると、市民が殺到し新聞沙汰になることも多い。

 

今回は、なぜ今この自治体が整備を進める「合葬墓」がそんなに話題なるのか? に迫ってみたい。

 

 

まずは基本「合葬墓」とはなんだろう?

ご遺骨を埋葬する方法のひとつで、

合葬とは、読んで字のごとく「合わせて埋葬する」という意味だ。

 

 

ご遺骨を他の人と一緒にする埋葬方法のことを指し、
ご遺骨は色々な人の遺骨とひとまとめにされ混ざった状態になり、長い年月をかけて土に還るかたちで地面に埋葬される。

(最近では専門家でない業者が施工し、カロート全体がコンクリートで囲まれ、土に還れない合祀墓もある)

 

 

 

 

少子高齢・核家族化が背景?

総務省統計局の発表によると、

平成30年1月1日現在での日本の「総人口」が、

1億2659万2千人となり、前年同月に比べ38万人減少してる。

 

15歳未満人口は、1555万7千人で、前年同月に比べ18万1千人が減少し、

65歳以上人口は 3522万8千人で,前年同月に比べ52万9千人増加した。

 

65歳以上の高齢者人口が全体に占める割合は上昇が続き、27%を超え、少子高齢化がさらに加速していることが浮き彫りとなっている。

 

 

高度経済成長に伴う都市への人口移動や、地方離れにより核家族化が進み、

これが「家族の個人化」を進め、地方の年配者の孤独を生み出した。

 

核家族化が進んだ現在では、葬送の方法を生前に決めなければ、無縁仏になるかもしれないことが懸念されるのだ。

 

 

 

 

「継承者を必要としない」がポイント

↑現在、整備工事中の弘前市の合葬墓

 

そんな(継承者を必要しない)ニーズに答えようと、

全国各地の寺院・墓地管理者が、永代供養墓・期限付き墓・合葬式墓地・納骨堂等多様な形態の墓を整備している。

価格も寺院や墓地管理者が努力し、20万円〜100万円と一般墓よりは、かなりリーズナブルな価格を設定している。

 

ところが自治体の「合葬墓」は、地域によっては1霊たったの「17,000円」で受け入れている所があるのだ。

いくらなんでも安すぎだ!と地元の寺院や石材店からは声も上がる。

 

これに市民が殺到したので、

地元の寺院関係者や、石材店は更に困惑している。

 

檀家離れ、お墓離れが深刻な両業界にしてみれば死活問題だ。

 

利用者からしてみれば、安くて管理費もない公営の合葬墓が魅力的なのは当然の話しである。

 

 

 

だが本質の「供養」は、どうなるのだろう?

 

お骨を入れるだけなら自治体の「合葬墓」で良いが、その「ご遺骨」を供養するという面では弱い。

 

 

寺院では、日々お経を読んだり、お勤めもありお墓も含めた「ご遺骨」を常に供養をしている。寺院のお墓は「ご遺骨」を安置する場所というよりは、供養がメインと言っても過言ではない。

また民営の霊園でも、「春彼岸」「お盆」「秋彼岸」は少なくとも合同慰霊祭などで定期的に供養はされている。

 

「公営」「寺院」「民営」の選択は、もちろん個人の判断になるだろう。

 

 

だが、筆者は、断然「寺院」を勧める。

供養されない不安あれば、死への不安につながりかねないからだ。

 

安心して最後を迎える為にも「寺院」の選択肢も入れてほしい。

 

 

 

 

 

 

「墓石を必要としない」という選択肢

葬送の多様化が進んでいる。

 

・親族と安心して眠れる先祖代々の墓

・家族だけで眠れる夫婦墓

・墓じまいもセットになった期限付き墓

・継続的な負担が少ない永代供養墓

・仲間と共に入れる共同墓

・自然の中で眠れる樹木葬

・海や空に還る散骨

・価格が安い公営合葬墓など

 

 

最近は無宗教派が多く、お墓を

「個人や先祖をまつる場所」ではなく

「遺骨をおさめる場所」

と考えている人が増えている。

 

 

近い将来には、直系家族ではない「個人単位での葬送」や「合葬式の墓」が 増加するとともに、「墓石を必要としない」という流れも強まるのは必至だ。

 

石のお墓にこだわる必要はないが、供養の気持ちは薄れてほしくないものである。

 

 

 

ライター m.Handa

 

 

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